米原1・2・3区子ども会では、R4年度まで運営役員は高学年保護者から選出しておりましたが、R5年度より、全学年保護者を〔運営サポーター〕とし、その中から三役 (会長・副会長・会計) を、学年関係なく選出させていただく形に移行しました。
あわせて、〔育成者(子ども会OB)によるサポート〕の仕組みづくりにも取り組んでいます。
全員サポーター制にした理由
年度によって高学年保護者の人数が少なくなることも考えられ、1人あたりの作業負担が大きくなることが想定されます。負担が大きくなると、心理的・体力的な負担も感じやすくなり、健全な運営形態とはいえなくなります。
学年に関係なく全員が運営サポーターになることで、特定の人や少数に負担が集中することを防ぎ、サポーター経験を重ねていくことで、過剰な気負いや心配を減らせるのではないかと考えました。
関わる人が増えるほど分担が進み、作業の負担だけでなく、気持ちの面でのプレッシャーも和らぎます。また、保護者同士での共有や共感も生まれやすくなることも期待しています。
顔の見える関係となり、困ったときに「お互いさま」と言い合える、そんな心理的な安心感を育てる仕組みでもあります。子どもたちの笑顔のそばに、いつも大人たちの大らかな眼差しと協力がある。そんな温かい子ども会を目指しています。
育成者(子ども会OB)によるサポートについて
子ども会を卒業された保護者の皆さまの中で「できる範囲で協力してもよい」とお考えの方に〔育成者〕として関わっていただく仕組みです。これは、現役保護者の負担を少しでも軽くするための”支え合い”の体制です。
これまでの経験をもとに、「前はどうしていた?」「自治会との関わり方は?」といった運営上の相談ができるほか、大きな行事などで人手が足りない際には、OB育成者にサポーターとしてのお手伝いの相談もできます。
「困ったときは、すぐ後ろに相談できる人がいる」
そんな環境があることで、過度に気負うことなく、安心して運営に取り組むことができます。
さらに、多様な大人の目が重なり合い、地域全体で子どもたちを見守る体制づくりにもつながると考えています。
子どもたちに手渡せるもの
「協力しあい、仲良く生きていく大人たちの生き方を子どもがじかに感じること。子どもだけに社会化を迫るのではなく、大人たちもまた真の意味で社会化されることが必要。」
鯨岡峻先生の著書に、こんな一節がありました。
子ども会は、単に行事を提供する場所ではありません。 得意なことがある人もいれば、少し苦手なことがある人もいる。忙しい人もいれば、ちょっと余裕がある人もいる。そんな、「あいまいで、多様な大人たち」が、あーだこーだと言いながら協力し合って生きている姿を、子どもたちにそのまま見せる場所でありたいと考えています。
大人が自分たちの「関わり」を楽しみ、時には失敗したり、助け合ったりする。その「生きた大人の姿」を間近に感じることで、子どもたちは「人との繋がり」を理屈ではなく肌で学び、成長していくのだと思います。
効率だけを求めれば、誰かに任せるのが一番かもしれません。それでも、あえてみんなで関わり、多様な大人が地域に存在すること。それ自体が、子どもたちへの何よりの贈り物になると考えています。